コミュニティラジオ天神 ”コミてん” に三角亘平弁護士が出演しました
今回は、ラジオ出演直前に工藤会トップ死刑の一審が破棄されたとの速報が出たため、ラジオ出演直前時点(3月12日午後1時25分時点)で報道されている事実に基づいて、三角亘平弁護士が元検事の立場から速報解説いたしました。
概要は下記のとおりです。
・現在速報で報じられているところによると、野村被告人が死刑から無期懲役に変更、田上被告人は無期懲役維持。
・今回の審理対象は、殺人既遂事件1件、殺人未遂事件3件なので、殺人既遂事件である漁業組合長事件で共謀が否定されれば、その是非は措いた上で、無期懲役に落ちるのは当然である。
・今回野村被告人が無罪となった事件とその他3件の事件では、時系列、それぞれの立場、動機の点で、やや差があったので、無罪になる可能性が最も高い事件が漁業組合長殺人既遂事件であることは想定できた。
・野村被告人の指示がなく、田上被告人が首謀したとするなら、田上被告人が逆に死刑になりそうなものだが、これは検察官が控訴していない以上、不可能である。
・現時点での報道では、論理則・経験則違反としか報じられていないが、一審が認定した、組織論、準備物、論功行賞、動機、その他たくさんの間接事実のどの点が否定されたのか、続報を待つ必要がある。
などについてお話ししました。
(再生開始:2分00分頃より本編スタート)